睡眠不足や睡眠の質が低下することで起こる4つの弊害

 

私たち人間の三大欲求と言えば、「食欲・性欲・睡眠欲」ですが、「睡眠欲」が満たされていない人がとても多いように思えます。

生命を維持するために必要不可欠であるにもかかわらず、軽視してしまう傾向にありますよね。

人によって適した睡眠時間には違いがありますが、成人であれば最低でも7時間以上は寝ておきたいところです。

皆さんはいかがでしょうか?

睡眠時間が少なかったり、安眠できていなかったりすると、人間の身体には様々な弊害が起きてしまいます。

この記事では、そんな「睡眠不足や睡眠の質が低下することで起こる弊害」について解説していきたいと思います。

 

なぜ睡眠時間が少なく、睡眠の質も低いのか

 

日本人の睡眠時間は年々減少しています。

ストレス社会と言われるほど、日々様々なストレスにさらされていることも原因ですが、「デジタル機器に触れる機会が増えていること」も大きな原因の1つだと言えるでしょう。

仕事でもネット上でのやり取りが大幅に増えていますし、プライベートでもスマホやPCなどに触れる時間がかなり増えています。

座りっぱなしの時間も必然的に増え、首も前傾になりがちです。

そうなると、血流は滞り、自律神経も乱れるため、睡眠にネガティブな影響を及ぼしてしまうのです。

就寝前にスマホゲームやSNS、YouTubeなどを視聴することで、入眠時間が遅くなるといったケースも多々あります。

多くの人が、理想的な「毎日7時間以上の睡眠」を実現できず、「6時間前後の睡眠」となってしまっているのです。

 

睡眠不足や睡眠の質が低下することで起こる弊害

毎日睡眠時間やその質が足りていない生活をしていると、どのような弊害が起きるのでしょうか?

いくつか挙げてみましょう。

 

①ストレスが増える

睡眠はストレスを軽減させるために必要不可欠ですが、十分な睡眠時間と質を確保できていないと、ストレスを軽減させることができません。

自律神経は乱れ、余計に精神的に負荷が大きくなっていくのです。

「眠たいのに寝付けない」といったことが多い人は、自律神経が完全に乱れてしまっていて、そのこと自体がまたストレスをなるのです。

 

②肥満になりやすい

日本人の4人に1人はBMI値(肥満指数)が25以上だと言われていますが、睡眠時間の少なさや質の低さが関係しているのは間違いないでしょう。

睡眠不足の状態では、「レプチン」の分泌量が減ります。

食欲を抑える働きをするレプチンが不足すると、必然的に食欲は高まり、食べる量も増えてしまうわけです。

慢性的に睡眠不足気味であれば、毎日食べ過ぎてしまうといった可能性が高まるわけですから、肥満気味になるのも当然だと言えるのです。

 

③免疫力の低下

睡眠時間や質が低下するとストレスが溜まりやすいと前述しましたが、ストレスは「コルチゾール」と言われるホルモンを分泌させます。

コルチゾールが多く分泌されると、免疫系にネガティブな影響を及ぼしてしまいます。

睡眠時間が短かったり質が低かったりすれば、必然的に免疫力が低下し、風を引きやすくなったり生活習慣病にかかりやすくなったりするわけです。

 

④日中のパフォーマンスが落ちる(集中力や判断力、記憶力)

睡眠不足気味になると、必然的に人間のパフォ-マンスレベルは下がります。

集中力や判断力、記憶力が低下するため、仕事や勉強、家事や育児にも悪影響を及ぼすわけです。

ミスも増えてやるべきことが終わらず長時間仕事や勉強をすることになり、余計に睡眠時間が少なくなるといった負のスパイラルに陥ってしまうケースも増えます。

 

睡眠時間や質の低下の原因を改善しながら、寝具の質も向上させることで睡眠環境を変えよう

 

前述した睡眠不足や睡眠の質の低下による弊害は、その原因が比較的わかりやすいですよね。

デジタル機器の操作時間を減らし、ストレッチや運動習慣を身に付けることで少しずつ改善される可能性は高いと言えます。

また、「寝具の質」を向上させることも非常に効果的です。

なんとなく寝具店やホームセンターなどで安価な寝具を購入していませんか?

寝具によって睡眠の質は大きく変わるので、自分に合った寝具を購入して使うことを強くおすすめします。

特に枕やマットレスは、睡眠に大きく関わる寝具となるので、ある程度お金をかけてでも良い物に変えるべきです。

 

まとめ

 

今回は、「睡眠不足や睡眠の質が低下することで起こる弊害」について解説してきました。

睡眠時間の少なさや質の悪さは、様々な弊害をもたらします。

・ストレスが増える

・肥満になりやすい

・免疫力の低下

・日中のパフォーマンスが落ちる(集中力や判断力、記憶力)

これらの弊害を起こさせないためにも、デジタル機器の操作時間を減らしたり運動習慣を身に付けたりなど、睡眠環境を改善すべきです。

寝具を変えるのも非常に有効だと言えます。

ぜひ改善できるところから取り組んでいきましょう。

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