羽毛を購入する際に知っておきたい「種類とダウン率、ダウンパワー」
皆さん、こんにちは。
段々暖かくなってきて、過ごしやすい季節になってきました。
本日は羽毛を購入する際に知っておきたい「種類とダウン率、ダウンパワー」についてお話ししたいと思います。
羽毛布団は寝具の中でも「最高級の布団」として知られていますが、皆さんは使用していますでしょうか?
もしも「毛布や一般的な布団、タオルケット」といった種類を使用しているならば、ぜひ羽毛布団の購入を検討してみましょう。
金額はやはりそれなりの額となりますが、品質の高さは間違いなく、睡眠の質を大幅に高めてくれるはずです。
ただし、羽毛布団にも様々な種類が存在します。
快適さを追求したいならば、ある程度羽毛の知識も知っておくべきかもしれません。
この記事では、そんな羽毛を購入する際に知っておきたい「種類とダウン率、ダウンパワー」について解説していきたいと思います。
羽毛布団の特徴
羽毛布団の特徴としては、「軽さ」が挙げられますよね。
イメージ通り羽毛布団は非常に軽く、冬用の羽毛布団でも1,200g~1,300g前後(シングルサイズ)となります。
一般的な掛け布団が2.5㎏~3㎏程度ですから、いかに軽いかがわかりますよね。
軽い素材の場合は、保温性が低いように感じますが、実は保温性も高く非常に温かい特徴も持っています。
吸湿性も放湿性も兼ね備えているため、とても快適に寝ることができるのです。
羽毛布団の種類
羽毛布団と言っても、使われている羽毛は1つではありません。
種類としては、「ダック」と「グース」「マザーグース」の3種類となります。
ダック
ダックは、「あひる」の羽毛となります。
価格は安めで、若干重さがあります。
ダウンパワー(羽毛のふくらみ)に関しては、グースよりも高いケースもあります。
雑食ゆえに若干臭いやすくなります。
グース
グースは、「がちょう」の羽毛です。
価格的にはダックよりも高めで、非常に弾力性があるのが特徴となります。
ダウンボール(羽軸のない羽毛)が大きいので、非常にボリュームが出やすくなっています。
草食なので、臭い関してはそれほど強くありません。
マザーグース
マザーグースは、2年~6年ほど飼育されていたがちょうの親鳥の羽毛です。
必然的にダウンボールが大きくなるため、軽いのにボリュームのある羽毛布団となります。
価格はかなり高めとなります。
購入時はダウン率とフェザー率をチェック
羽毛布団を購入しようと様々な羽毛布団を見てみると、「ダウン率」や「フェザー率」といった表示がされていることに気が付きます。
この割合によって、羽毛布団の品質が変わってくるため、購入前にしっかりと確認しておく必要があります。
ダウン率は、羽毛のことで、フェザー羽の付いた羽毛となります。
当然羽毛の割合が高い方が品質としては良いと判断されます。
よく見かけるダウン率で言うと、「80%」「85%」「90%」「93%」といったものです。
50%未満のものは、「羽毛布団」と呼ぶことができないので、羽毛布団と表記されている商品は、ダウン率が50%以上であることを意味しています。
ダウン率が80%、もしくは85%程度の羽毛布団は、非常に安価に購入できます。
量販店で販売しているリーズナブルな羽毛布団の多くは、80%か85%程度のダウン率となります。
軽さもあり、保温性や吸湿性、放湿性が高い快適に寝荒れる羽毛布団となると、ダウン率が90%以上のものとなります。
価格はその分高くなりますが、一度使用したら安価な羽毛布団が使えなくなるほどの快適さを味わえます。
93%以上となると、いわゆる「高級羽毛布団」と言われる部類になり、なかなか手が出せない価格帯となります。
ダウンパワーにも注目しよう
羽毛の種類やダウン率なども非常に重要ですが、購入する際は「ダウンパワー」にも注目しましょう。
ダウンパワーとは、「羽毛のふくらみ」を評価する数値となります。
単位は「dp」で、「360dp」といった数字で表示されています。
この数値が高ければ、その羽毛布団は膨らみやすいということになります。
弾力性のある羽毛布団が好みである人であれば、「400dp以上」の羽毛布団の購入をおすすめします。
冬用羽毛布団と羽毛肌掛け布団、羽毛合掛け布団という違いもある
羽毛布団には、冬でも温かく寝られる一般的な羽毛布団の他にも、夏用の「羽毛肌掛け布団」と、その中間くらいの重さである「羽毛合掛け布団」もあります。
羽毛肌掛け布団は、400程度の非常に軽い羽毛布団となり、夏場に最適です。
羽毛合掛け布団は、1,000g程度で、適度な保温力があることから、春や秋の季節におすすめです。
経済的な余裕があるようならば、2種類もしくは3種類の羽毛布団の購入をしてみても良いかもしれません。
まとめ
今回は、羽毛を購入する際に知っておきたい「種類とダウン率、ダウンパワー」について解説してきました。
羽毛布団と言っても、その種類やダウン率、ダウンパワーなどはかなり違います。
ぜひそういった点も考慮しながら、選んでみてはいかがでしょうか?