掛け布団や枕、シーツなどの寝具に適した素材
皆さん、こんにちは。
桜が散って、春らしさを少しずつ感じる季節になりましたね。
そんな暖かい今日の題材は【掛け布団や枕、シーツなどの寝具に適した素材】についてです。
寝具は質の高い入眠や安眠をする上で欠かせませんが、その「素材」を意識したことはあるでしょうか?
形状や値段、硬さや柔らかさは意識することが多くても、素材で選ぶ人は少ないかもしれません。
日本では、様々な素材の寝具が販売されていますが、掛け布団や枕、シーツなどの各寝具に適した素材を選ぶことで、より快適な睡眠をとることができるのです。
この記事では、そんな「掛け布団や枕、シーツなどの寝具に適した素材」について解説していきたいと思います。
寝具の素材は天然素材と化学素材の2つに分かれる
寝具の素材は、「天然素材」と「化学素材」の2つに分かれます。
天然素材は、植物繊維である羽毛やコットン(綿)、リネン(麻)、ラミー(麻)、動物繊維であるキャメルやホース、ヤク、アヒル、ガチョウなどがあります。
これに対して化学繊維は、ナイロンやポリエステル、アクリル、ポリウレタンといった素材となります。
掛け布団に適した素材
掛け布団というと、「暖かさ」と「軽さ」を重視する傾向にありますよね。
最も適しているのは、「羽毛」です。
羽毛は、その軽さが大きな特徴であると言えます。
見た目とは裏腹に、およそ1400g程度しかないので、身体に掛けてもまったく不快に思わないのです。
さらに、保温性にも優れているので、冬でも暖かな環境で寝ることができます。
湿気を含むこともないので、メンテナンスも楽というメリットもあります。
また、シルクやコットン、ウールも非常に掛け布団に適していると言えます。
どの素材も保温性も高く、湿気を逃すことができるので、掛布団に適しているのです。
逆に化学素材系はかけ布団にはあまり向きません。
多少値段は張りますが、快適さにこだわるならば羽毛やシルク、コットンといった素材を選ぶようにしましょう。
枕に適した素材
枕は、「首を支える」といったことがもっとも重要なので、硬さや高さを基準に考えることが多いですよね。
しかし、頭や首は汗をかきやすい部位であるため、素材にもこだわった方が良いでしょう。
もっともおすすめな素材は、「キャメル」です。
ラクダの毛であるキャメルは、吸湿性と放湿性に優れているという特徴があります。
爽やかに使用できるので、枕に最適な素材なのです。
他にも、フェザーやコットン、シルクなどが枕に適した素材であると言えるでしょう。
枕に関しても、掛け布団と同じように化学繊維の素材はあまり向かないので、なるべく天然素材を選択するようにしましょう。
シーツに適した素材
シーツは、「何でも良いのでは?」と思われてしまう寝具ではありますが、直接肌に触れる面積が大きいので、意外と重要だったりします。
もっともおすすめなのは、肌触りの良いシルクです。
髪にも肌にも優しく、汗も十分に吸い取れますし、ツルツルしているので、埃も溜まりにくいといったメリットもあります。
また、ポリエステルも非常にツルツルした肌障りなので、シルクほどではありませんが快適に寝られるシーツであると言えるでしょう。
他にも、吸水性に優れたパイル、タオル生地もおすすめです。
寒い冬に季節であれば、保温性に優れたマイクロファイバーやフランネルなどのシーツを使用すれば、暖かく寝ることができることでしょう。
毛布
夏は使う機会がありませんが、気温が下がる秋から春先までは、毛布を毎日使用するはずです。
毛布に関しても、「とにかく暖かければ良い」と思わずに、寝心地の良い素材を選ぶべきだと言えるでしょう。
もっともおすすめなのは、シルクやウールです。
シルクは、保温性が高く肌触りも最高です。
ウールは、とにかく保温性が高いので、暖かく眠ることができます。
放湿性も高いので、蒸れにくいといったメリットもあります。
他にも、吸水性があり肌触りも良いコットン(綿)もおすすめですし、もしも予算に余裕があるならば、抜群の肌触りのカシミアも良いかもしれません。
保温性にも優れているので、快適に寝られるでしょう。
毛布に関しても、安価な化学繊維はあまり向かないと言えるでしょう。
すべての寝具でベストな素材を選べれば睡眠の質は確実にUPする
ここまで寝具のおすすめ素材を挙げてきましたが、実際に自分にとってベストな素材の寝具で揃えれば、睡眠の質は確実にUPすることでしょう。
そのために必要なのは、「じっくりと時間をかけて寝具を選び購入すること」です。
見た目や価格を目安にして何となく購入してしまう人もいるかと思いますが、寝具はじっくりと時間をかけて選ぶべきです。
まとめ
今回は、「掛け布団や枕、シーツなどの寝具に適した素材」について解説してきました。
掛け布団や枕、シーツ、毛布といった寝具は、素材によって大きく快適さが変わります。
寝具店に行き、見た目や硬さだけでなく、素材にも注目してみましょう。
1つ1つの寝具にこだわり、ぜひ睡眠の質を挙げてみてはいかがでしょうか?